ライヴ・アット・ラヴリー / 森山威男(1990)
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ライヴ・アット・ラヴリー / 森山威男
1990 / ディウレコード(国内盤)
評価:★★★★★
久しぶりに日本人のアルバムを。
名古屋を拠点に活動しているドラマー、森山威男。
- 井上淑彦 (ts)
- 板橋文夫 (p)
- 望月英明 (b)
- 森山威男 (ds)
- サンライズ
- ワタラセ
- エクスチェンジ
- ハッシャバイ
- グッバイ
山下洋輔トリオで一世を風靡した森山威男が前作から7年ぶりに発表したアルバム。
というのも、86年夏に二度目の引退、復帰後のライブを収録したもので今や伝説と化している。
#4を除く他の4曲はすべてピアニストの板橋文夫のオリジナル。
#1から全力で疾走するモード・ジャズのナンバーから。
森山威男のドラムの演奏スタイル、テナーによるワン・ホーン・カルテットという条件からしても
どうしてもコルトレーン・カルテットを彷佛とさせる。ドラムはとにかくパワフルで、
去年の秋には可児市のAlaで行われたイベントでコルトレーン・トリビュートを行っている。
しかし、それが板橋氏作のオリジナル、いかにも日本的な旋律を奏でると、
この4人での演奏は他と比べることのできない、独自の世界観がある。
#2、5のバラード、#1、3の激しいモード・ジャズ。同じアルバムに静と動の二つの顔。
も〜、音楽の制約とかお約束とか、そういうものを超えた、とても自由でルーズな音楽。
4人が一つとなって身も心もすべて音に注ぎ込み、はじめから最後まで全力疾走で駆け抜ける。
こんなに潔くて、男らしい音楽も他に思いつかないな。
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