Beyond the Rain / Chico Freeman(1977)
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Beyond the Rain / Chico Freeman
1977 / Fantasy
評価:★★★★☆
父親であるヴォン・フリーマンと同じテナーサックス奏者でもあり、
実験的音楽集団であるAACM(Association for the Advancement of Creative Musicians)の総帥、
ムハール・リチャード・エイブラムス(p)と共演するなど、
前衛と伝統が交錯するようなジャズのイメージが強いチコ・フリーマン。
きっとこのアルバムも激しいんだろうな〜と思い購入してみたら、意外にも聴きやすかったですよ。
- Chico Freeman (ts,fl)
- Hilton Ruiz (p)
- Junieeh Booth (b)
- Elvin Jones (dr)
- Jumma Santos (per)
- Two Over One
- Beyond The Rain
- Excerpts
- My One And Only Love
- Pepe's Samba
フリーな感じかと思い聴いてみたら、これがなかなか渋い。
チコ・フリーマンの2ndアルバム。とは言ってもコルトレーン・ライクなプレイを展開してます。
タイトル曲の#2はフルートをフィーチャーした瞑想的なナンバー。
アルバム中唯一のスタンダード#4でのバラード演奏は優しく丁寧に吹き上げていおり、
透明感のある美しい演奏。力で押していくだけではなく、じっくりと聴かせてくれる。
#5の14分を超えるオリジナルサンバは聴き応え十分。
ここでのチコの演奏は途中壊れかけたり演奏が破綻しかけたりと
メンバー全員が過熱しすぎるところも聴き所。
ハードなのからソフトまで。入門盤としては最適だと思います。
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