【最近購入したアルバム】Fenix / Gato Barbieri(1971)
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Fenix / Gato Barbieri
1971 / Flying Dutchman(輸入盤・デジパック)
評価:★★★☆☆
映画「ラスト・タンゴ・イン・パリ」挿入歌、Last Tango in Parisが一番有名かな?
アルゼンチン出身のサックス奏者で彼の奏法はオリジナリティー溢れ、
前述のサウンド・トラックのバラードバージョンではサックスを吹きながら、
唸ったり、叫んだりしている 。その音色は重量級。
映画のシーンに必要だったからとコメントしているらしいです。
ジャズ・サックスの範疇に置けば、その個性はかなり激しいもの。
一時期はまって聴いていたが、改めて聴き直してみる。
- Gato Barbieri (ts)
- Na Na (birimbu & conga)
- Gene Golden (conga & bongo drums)
- Lennie White (ds)
- Joe Beck (e-g)
- Ron Carter (e-b)
- Lonnie Liston Smith (e-p)
- Tupac Amaru
- Carnavalito
- Falsa Bahiana
- Dia Que Me Quieras
- Arriero
- Bahia
Flying Dutchmanでの2ndアルバム。
この人の泣きのジャズ・ロックナンバーはカッコいいですね。勇ましい感じがたまりません。
そのなんとも男らしい演奏スタイルは好き嫌いの分かれるところでもありますが、
日本人受けする感じで少々クサい感じもあり。聞き込むとクセになるタイプのプレイヤーです。
しかし、このアルバムはガトーのアルバムの中でも「クロスオーバー」という言葉がよく似合う、
臭みもそれほどなく、程よい加減。こう書くと青魚かなんかみたいですが。
ロン・カーターが全曲エレベを弾いているのも珍しい。
一言でそのサックスを形容するなら「感情的」。
#5では本人のボーカル(コーラス)も聴けます。
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コメント
ハジメマシテ。
先日Donny Hathawayの記事にTBさせて頂いた者です。
TB返しまでして頂き、ありがとうございました。
最近アマゾンの980円セールを利用して
ジャズを少しずつ開拓していたところ、
ちょうど僕もこのアルバムが気になっていろいろ
調べていたので、あまりのタイミングの良さに吃驚しました。
結局、Bill EvansやAntonio Carlos Jobimを優先して、
Gato Barbieriは買っていないんですが、
1曲目のタイトルに大好きなラッパー2PACの
名前の由来でもあるペルーの革命家の名前が冠して
あるので、やっぱ聴いてみたいと思いました。
でも、少々クサイというコメントが気になります。。。
やっぱアルゼンチンだし、ジャケもラテンだし、
そんな感じなのかナー。
あー迷う。980円だけどw
Jazz初心者なので、これからもいろいろ勉強させて下さい。
投稿: 柏原綺堂 | 2004.07.12 18:29
コメントありがとうございます。
ガトーで反応してくれるのは、こちらとしても嬉しいです。
ガトー・バルビエリの演奏スタイルはクサいイメージがどうしても強いですね。
決して悪いイメージがある訳ではないですよ。むしろ好きな方です。
比較的最近のものの方が出身であるラテン色が強いからクサさは倍増してます(笑
さらに初期の作品となるとフリー色が強いし、アルバム選びが難しい人です。
このアルバムは比較的初期の頃の作品ですがさほどクサくはないです。
むしろ普段ジャズを聴いている人ならすんなり入れる位の程度ですね。
#1のタイトルの由来、そういえば触れてなかった。
ご指摘の通り、2PACの名前の由来になっていますね。
投稿: yuta | 2004.07.12 18:54
ガトーは懐かしいですね。私も2年前に懐かしくてCDを1枚買ってしまいました。
投稿: maida01 | 2004.07.13 12:57
だいぶ前に友人から数枚借りて聴いていたんですけど、
アルバムのタイトルを覚えていなくて、現在探しているところなんです。
ベストテイクが早く見つかるといいんですが、廃盤も多いですね……
投稿: yuta | 2004.07.13 13:13