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2005.04.20

サマリア

samaria
サマリア
http://www.samaria.jp/

「この痛みを抱いて生きる
切なく残酷なまでに美しい、旅立ちの物語がいま始まる…」

普段ふらりと劇場に足を運ぶことが多いので、
上映している恵比寿にはあまり行かないのですが、
予告編を見て気になっていたので平日休みを利用して観てきました。

【製作国】韓国
【ジャンル】ドラマ
【監督/脚本】キム・ギドク Kim Ki-duk
【出演】クァク・チミン(ヨジン)、ソ・ミンジョン(チェヨン)、イ・オル(ヨジンの父親ヨンギ)
【上映時間】95分

■あらすじ■
女子高生のヨジンは刑事をしている父ヨンギと2人暮らし。親友で同級生のチェヨンはヨジンと2人でヨーロッパ旅行に行くためと、いつの頃からか援助交際をするようになっていた。屈託ない笑顔を絶やさず、ためらうことなく男に身体を売るチェヨンに抵抗を感じながらも、彼女が心配なヨジンは見張り役として行動を共にしていた。そんなある時、警官の取締りが入り、それを逃れようとしたチェヨンはホテルの窓から飛び降り、命を絶つ。チェヨンの死で強い自責の念を抱いたヨジンは、罪滅ぼしのために、チェヨンの援交相手のもとを訪ね、金を返して回るのだった。やがてヨジンの行動を知った父ヨンギは衝撃を受けると共に、激しい怒りを男たちへと向けるのだった……

全体が三部で構成され、
男に身体を売る少女チェヨンとそれを複雑な想いで見つめる
見張り役の親友ヨジン(第一章「バスミルダ」)、
親友を失ったヨジンが罪を贖うために始めたある行動(第二章「サマリア」)、
娘ヨジンの行いを知った父親の苦悩と決意(第三章「ソナタ」)を描く。

話の流れ自体は複雑ではないけれど、
単純に話を追うだけでは監督が何を伝えたいのかさっぱり解らないかもしれない。
話の中で起こる出来事、行為、それぞれに何か意味があるんだろうな〜と
思いながら鑑賞しましたが、帰ってからいろいろ調べたら、
やはり色んな意味づけがされているみたいですね。
タイトルである「サマリア」は聖書に出てくる有名な喩え話であるようですし。
詳しい話はこちらとかが参考になると思います。

こういった内容の作品を、儒教的道徳が支配する韓国の監督が撮ったというのも
いろんな意味で興味深いところですが。

話の内容自体は単純なつくりなことと、
映像の美しさ、台詞の少なさは北野映画のようだな〜などと
ぼんやり考えながら観てしまいました。

2004年のベルリン国際映画祭で最優秀監督賞に当たる銀熊賞を受賞。

■Tバック先
【Cinema-Absolutism】サマリア

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コメント

TBありがとう。
僕にはとても含蓄に富んだ、映画だと思われました。
今後とも、よろしく。

投稿: kimion20002000 | 2005.12.05 23:58

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